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ホーム 第一回 形も歴史も特徴的 ”屋島” パート1
第一回 形も歴史も特徴的 ”屋島” パート1
 
◎屋島とは
屋島は瀬戸内海国立公園にある海抜293メートルの半島形溶岩台地です。
頂上部が平坦で、その形状が屋根に似ている所から屋島と名づけられたといいます。
このような形状はメサ台地と呼ばれ、Wikipediaでは「上位に硬い水平な地層があり、下位に侵食されやすい柔らかい地層がある場合に、下の地層が侵食されて、急崖を形成し、上部は侵食されないためにテーブル状の台地となる。 日本では屋島などがこの例である。」と解説されています。
 
 
四季を通じてその展望は瀬戸内海随一といわれ、南国の陽光は、備讃瀬戸の島々に惜しみなくふりそそぎ、山上の各所にある展望台からは、ゆきかう大小の船舶、讃岐平野が一望でき、眼下には檀ノ浦の古戦場が広がる。観光と史跡のロマンにあふれた名所となっています。

◎屋島の隠れた歴史
屋島といえば源平合戦と思われる方も多いことでしょう。
それもそのはず、「祇園精舎の鐘の音…」と始まる、有名な「平家物語」は琵琶法師が日本各地で語りつぎ、その大きな舞台の一つが、屋島とその周辺での戦いだからです。

しかし、屋島が史実に登場するのは、もっと古くからなのです。

『日本書紀』の天智天皇6年(667)11月の条に「倭国の高安城・讃岐国山田郡の屋島城・対馬国の金田城を築く」という記述があります。
当時、朝鮮半島の新羅により半島が統一され、663年の白村江の敗戦によって、国内に大陸や半島から侵略が予想されました。このため対馬から北九州、瀬戸内を経て大和に至る要所に築城し、防衛力を強化し、屋島城は、瀬戸内東西の中間地点で、備讃海域を防衛するうえで、重要な城となっていたようです。

しかし、時は流れ、屋島城は歴史の渦に埋もれていました。

この幻の城に初めて調査のメスが入ったのは、大正11年のこと。県史跡名勝天然記念物調査会がまとめた資料が残っています。その調査では、西海岸の浦生地区の上方100Mのところに積塁や城門跡などが確認されました。その後、調査は難航し、屋島城の存在立証すらが危ぶまれていましたが平成10年に歴史マニアである平岡さんが新たな石積みを発見したことから、再び調査が再会されました。平成14年には、城門遺構が発掘され、古代山城の研究者にとっても注目の場所となっています。

 
 
◎もう一つの遺跡
さて、この屋島城へのアクセスとして、一番近いとされているのが、今は無き、「屋島ケーブル」なのです。
屋島型とも呼ばれるようになった特長ある城門の発掘現場は、屋島ケーブル屋島山上駅から北西約200Mの位置にあります。

この屋島ケーブル屋島山上駅も、歴史の渦に埋もれてしまった遺跡と呼べるものかもしれません。

屋島ケーブルとは屋島登山鉄道が運行していたケーブルカーの通称です。屋島山麓の「屋島登山口」駅と屋島山頂の「屋島山上」駅、高低差265メートルを800メートルで結んでいたもので、かつて年間200万人の利用客があったものの、山頂までの有料道路の開通で利用客が減少し、2004年10月15日に休止となってしまいました。
動く姿を一目見ようと約八百人の観光客が詰めかけましたが、肝心のケーブルカーは電気系統のトラブルで終日運休となり「乗り納めをしようと思ったのに」と残念な表情を浮かべる観光客に、従業員が「よりによってこんな日に。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を下げたという話は今でも語り継がれています。
トラブルは午前八時三十五分ごろ発生。試運転のため登山口駅を出発したが、変速機のスイッチを入れた時に電源が落ちたらしく、約五十メートル先で止まり現在も当時のままをとどめています。

 
 
さて肝心の駅舎ですが、SF映画に出てくるような建物、科学の研究所、白亜の未来的城郭、アニメに出てくる基地…、そういう表現がしっくりきてしまう不思議な建物です。いくつかの四角を組み合せたような形状で、そこからいくつもの庇が伸び出ていたり、大きさの違う窓があったりと、直線的で複雑な形状を作り上げている。また、出入口横に、小さな丸窓があったりする。
この左右非対称な形状や窓の形は、高松市在住の建築士である平野さんによると、昭和初期のモダンを感じさせる、とても興味深い建物である、ということです。
 

現在、この屋島山上駅と屋島登山口駅はそれぞれ閉鎖され、固く扉が閉ざされていますが、平成20年5月に、屋島の活性化を考える” 屋島テー ブ ル ”という組織が発足し、同年5月末には「 屋島テーブルフェスティバル 」というイベントが開催されました。

以前より、屋島のために様々な活動を地道に続けていた地元ボランティアと、新しい表現の場を求める若者たちのコラボレーションが実現したこの企画は、様々なメディアに取り上げられ、屋島ケーブルという遺跡を世間に広くしらせるものとなりました。

 
 
◎せっかく山上に来たのだから…
マニアックな ”知られざる屋島” とも言うべき場所をご紹介しましたが、せっかく山上に登ったので、広く知られている名所についてもご紹介していきたいなと思います。

ですが、その前に、観光客の減員により以前ほどの盛り上がりはないものの、山上で頑張っているお店をのぞいてていくことにしましょうか。

 
四国八十四番霊場屋島寺より200mのところにある「南山」では、店内で源平合戦の説明を聞くことができます。さらには、郷土料理のお食事を楽しむことができます。”弁慶弁当”や”新屋島”など心惹かれるネーミングです。
 
またこちらで取り扱いされてる ”香川本鷹あられ”はリーズナブルな価格でいながら、味わい深い本格派でお土産として人気ナンバー1です。

さて、屋島の有名所、そして地元で活動されているボランティア観光ガイドについてパート2でご紹介していけたらと思います。

続く…

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